PyLadies Tokyo 3周年記念パーティに参加して思ったこと
前回のブログではイベントの概要を書いたので、こちらに個人的な感想をかきます。
nobolis.hatenablog.com pyladies-tokyo.connpass.com
PyLadies Tokyoとわたし
私自身がはじめてPyLadies Tokyoのイベントに参加*1したのが2015年1月23日のPyLadies Tokyo Meetup #3、その後、3月に開催されたGirls Tech Fesのイベントスタッフとして参加、誘われて正式なスタッフとしてになったのが2015年4月なので、PyLadies Tokyoのスタッフになっておよそ2年半経ちました。
コミュニティとしての成長を実感した3周年記念パーティ
2年半の間、スタッフ数は増減を繰り返し、1~2名のスタッフでイベントを回すことも少なくなかったのですが、今回のイベントでは総勢8名のスタッフでイベントを運営することができ、スタッフが増えたことをしみじみと実感するイベントとなりました。
事前の準備から、当日の受付、準備や片付けを分担できるスタッフがいるってすごく楽ですね。スタッフ業をしてて落ち着いて話を聞けないときもあるのですが、今回はわりとゆっくり楽しめました。
スタッフが増えたこと以外にPyLadies Tokyoがコミュニティとして成長したんだなと思う理由として、スポンサーさんの存在があります。
まえまえから会場提供のお願いを快く引き受けてくださる会社さんはたくさんあったのですが、今回はそれに加えて飲み物・食べ物等をRettyさんとGoogle Cloud Platformさんからご提供頂きました。
スポンサーを買って出てくれた @shinyorkeさんも@yuryuさんもPyLadies Tokyo設立初期からイベントに参加し、活動を応援してくださっているのですが、そういう方々が3周年をお祝いしたい、引き続き応援したいと思えるコミュニティであり続けられていることがとてもうれしく思いました。
また、PyLadies Tokyo ではイベント後に毎回アンケートをとるのですが、そこにも「4周年を楽しみにしています!」というメッセージをたくさんいただき、多くの方が応援してくださっていることを実感できました。
ジェンダーギャップと向き合う
自分自身は女性向けイベントの必要性を感じない人間*2なので最初は女性だけの活動には全く興味がなかったのですが、こういう場所が必要な人がたくさんいるということを実感してから積極的にPyLadies Tokyoに関わるようになりました。
それでも、あまりジェンダーについて主張するようなことはしないできたのですが、今回、 @scitamhtam さんが「Fears of Young Female Computer Scientist」と題して女性がコンピュータサイエンスを選択することの難しさや、@yuryuさんが「GHC17に行ってきた」と題してThe Grace Hopper Celebration 2017*3に参加した報告などをしてくださって、いまだに根深くあるIT業界におけるジェンダーギャップをみんなで共有できたのはすばらしいことだと思いました。
個人的な成果
Lightning Talk
少しでも興味を持ってくださる方がいればと思い、「技術書執筆に誘われるために役に立つかもしれない3つのTips」というタイトルでLTをさせていただきました。
著者名順は執筆に参加した順とかのトリビアも混ぜつつ、執筆者として誘いたいと思わせたポイントについてまとめています。そこそこ会場の反応をもらえたので、自分的には満足です。
なお、スライドでは触れていませんが、その書籍を書くのに足りる技術力があるということは大前提です。
Python Boot Camp in 埼玉の Teaching Assistantを確保
このときちょうどPython Boot Camp in 埼玉の現地スタッフとして準備を進めており、connpass公開目前というところだったのですが、この日飛び込み参加してくださった@atsuoishimotoさん*4から、「会場みつかった?」と話題を振られまして*5、その流れでTAをやってくださるとの約束を取り付けました。やったー!!
ということで、すでに公開されたPython Boot Camp in 埼玉のTAとしてエントリしてくださってます。2017年10月21日時点で参加者が3名に対し、TA 5枠が全て埋まるという状態で、うれしい悲鳴をあげています。
@atsuoishimotoさん以外も著名な方がエントリされていて、ほんとうに豪華TA陣です。お値段もお手軽なPythonチュートリアルイベントですので、みなさまぜひご参加ください。懇親会もお勧めです*6。
pyconjp.connpass.com pyconjp.connpass.com
まとめ
最後はPython Boot Camp in 埼玉の宣伝となってしまいましたが、3周年記念パーティはPyLadies Tokyoがスタッフ、参加・応援してくれる皆様に愛され支えられているということをしみじみと実感できた幸せなイベントでした。参加していただいた皆様とスタッフ陣に厚く御礼申し上げます。
また、こうしてPyLadies Tokyoが続いてきたのは、@a_macbeeという技術的な支柱があるからだと思っています*7。代表を離れ、今回は病欠でしたが、今後も@a_macbee氏が「自分が作り、育てたコミュニティ」として自慢できるようなコミュニティであり続けられるとよいなと思います。
*1:スピーカーとして誘われて登壇しました
*2:私自身はふつうの男性が多いイベントにいくのに抵抗がないです
*3:ブログを書くために調べて、このGrace Hopperさんのすごさを知るなど
*4:日本のPythonistaなら知らぬ人はいないであろう有名人です
*5:私がTwitterで会場探し難航している旨つぶやいていたためです
*6:懇親会だけの参加もできます
*7:ちなみに運営の要は新代表の@maaya8585です。コミュニティ運営力が桁違いです。
PyLadies Tokyo 3周年記念パーティーを開催しました
PyLadies Tokyo 3周年記念パーティーを開催しました
PyLadies TokyoはPyConJP2014の@a_macbeeによるポスター発表から始まったPyLadiesの東京支部です。PyLadies Tokyoは順調に参加者とスタッフを増やし、このたびめでたく3周年を迎えることができました。
PyLadies Tokyoは女性による女性のためのPythonコミュニティであり、基本的にスタッフ、イベントの講師、参加者は全て女性のみですが、アニバーサリーを祝うパーティーだけは男性参加OKとし、多くの方とアニバーサリーをお祝いする会としています。
今年の参加者数はスタッフを含め総勢33名、内訳は
- 女性LT参加者 9名
- 男性LT参加者 9名
- 女性参加者 9名
- 男性参加者 5名
でした。やや女性多めで、男性陣には普段のPyLadies Tokyoの雰囲気を感じ取って頂けたのではないかと思います。
集合写真です!ご参加ありがとうございます(^-^) #pyladiesTokyo pic.twitter.com/fcXN26yE5W
— PyLadiesTokyo (@PyLadiesTokyo) October 15, 2017
イベントの全体の流れは上述のtogetterのまとめを見て頂くのがよいと思いますが、以下にかいつまんでレポートします。
スポンサー様
Retty様
会場スポンサーはRettyさんがしてくださいました。
前々からおしゃれすぎると噂でしたが、ビルに入ると素敵なアロマの香りが漂っており、驚きました。
Rettyさんのビル入った途端アロマのよい香り #pyladiestokyo
— nobolis (@nobolis_) October 15, 2017
Rettyさんからは会場提供のみならず、天のやのたまごサンド、六花亭のお菓子、プレモル、角ハイボールなど様々な食べ物・飲み物を差し入れ頂きました。
Rettyさんによるご飯提供!ごちそうさまです! #pyladiestokyo pic.twitter.com/8lZb1Diyn7
— masataka arai (@massa142) October 15, 2017
@shinyorkeさん、色々と快く引き受けてくださり、また、素敵なサプライズ差し入れどうもありがとうございました!
Google Cloud Platform様
昨年はスタッフカンパにより購入していたケーキですが、今年は Google Cloud Platform さんがスポンサーしてくださいました。
豪華、Toshi Yoroizukaのケーキ3ホール!
本日のケーキです。 @usaturn さんと @googlecloud 提供 #PyLadiesTokyo pic.twitter.com/fHWzSoXvsa
— Emma Haruka Iwao (@Yuryu) October 15, 2017
Google Cloud Platformの@yuryuさん、スポンサーを買って出てくださりありがとうございました!
持ち寄り
PyLadies Tokyoのアニバーサリーパーティは持ち寄り制です。
今年はMoët3本!
私はピンクモエ1本もっていきましたが、@mazgiさんより2本の差し入れ頂きました。どうもありがとうございました。
#pyladiestokyo pic.twitter.com/r1tQwjTxiV
— PyLadiesTokyo (@PyLadiesTokyo) October 15, 2017
また@usaturnさんからは糖質制限中にもかかわらず大量のケーキを差し入れしていただきました。どうもありがとうございました。
@usaturn さんからの差し入れです!ありがとうございます! #pyladiesTokyo pic.twitter.com/voD55iTZRL
— PyLadiesTokyo (@PyLadiesTokyo) October 15, 2017
ほかのみなさんも思い思いの一品を持ち寄ってくださいました。
全く写真を撮っておらず恐縮ですが(汗)、美味しい食べ物・飲み物ありがとうございました。
LTタイム
LTは飛び込みも含め、22名の発表がありました。今年は人数が多いので、時間制限厳しめで進行しました。
今日のLTは厳しくいきますよ! #pyladiestokyo pic.twitter.com/n1CrQwDhv4
— PyLadiesTokyo (@PyLadiesTokyo) October 15, 2017
技術的な話、PyConJPでトークした話、トークを聞いてやってみたこと、Python学習に関する話、イベントを開催した話、ジェンダーに関わる話等、多様なLTがありました。
進行を努めた@maaya8585さんのつなぎトークとドラが秀逸でした。
ドラの音が大きくて目が覚めたw #pyladiestokyo
— Lina Katayose (@se_lina08) October 15, 2017
二次会
Rettyさんのご厚意で、部屋を移動して二次会を開催させて頂きました。
お疲れ様です!二次会かんぱーい! #pyladiesTokyo pic.twitter.com/NEBJbbkPW7
— PyLadiesTokyo (@PyLadiesTokyo) October 15, 2017
2次会はじまりました!Rettyさん提供玉子サンドめちゃおいしい!! #PyLadiesTokyo pic.twitter.com/cc86sjW80x
— sugita (@ane45) October 15, 2017
Rettyさんの差し入れ、たまごサンド、プレモル、角ハイボールはここで登場。みんなでおいしく頂きました。
新代表
@a_macbeeが一人ではじめたPyLadies Tokyoですが、ちゅらデータ株式会社の代表取締役となって沖縄に戻ってしまったため、代表を@maaya8585に交代することになりました。当日は@maaya8585より挨拶がありました。
※ 残念ながら@a_macbeeは病欠でした
新体制となったPyLadies Tokyoを今後もどうぞよろしくお願い致します。
第81回 Python mini Hack-a-thon (PyHack) に参加してきました
第81回 Python mini Hack-a-thonに参加してきました。
やりたかったこと
「StanとRでベイズ統計モデリング (Wonderful R)」をPythonでやる
最近せっかくPyHackにきているのにコミュニティ業1ばかりやっていたのと、PyStanやりたい気持ちが高まっていたのとで、これを集中的にやると決めていました。
やったこと、きいたこと
1. Start Python Club in つくば 準備
現在 Start Python Club in つくばを2017年12月~2018年1月開催予定(平日午後)に開催するべく、準備を進めています。基調講演的なトークをしてもらいたい方にトークの依頼メールを作成。
2. Ubutntu on Windows からJupyter notebookを起動したしたときに楽になる方法を学ぶ
最近はWindowsではなくUbuntu on WindowsでPythonを使っていたのですが、いちいちトークンをブラウザにコピペするのが甚だ面倒だったのと、--no-browser
オプションを付けるのが手間だったので、そのあたりに詳しい @driller 氏になんとかならないか聞いてみたところ、解決方法を教えてもらえました。
初期状態
- 起動時は
--no-browser
オプションをつける - ターミナルに表示されたトークンをブラウザにコピペしてJupyter Notebookを起動
対処
- 以下のページの情報を参考にjupyter_notebook_config.py を作成 https://qiita.com/SaitoTsutomu/items/aee41edf1a990cad5be6
jupyter_notebook_config.py を編集
home/user_name/.jupter
以下にファイルあり(Windowsからは探せない)- 行頭の
#
を消してc.NotebookApp.token = 'xxx'
のxxxをtokenで置換 - 行頭の
#
を消してc.NotebookApp.open_browser = False
に設定
- 行頭の
jupyter notebook で起動して、http://localhost:8888/tree# をブラウザで開く
3. @driller氏と11月のStapyでの発表 by Jupyter本著者陣の内容打ち合わせ
Jupyter本の詳しい話は、来月の #stapy で著者本人から聞けますよ~。 #jupyterbook
— Takeshi Akutsu (@akucchan_world) 2017年10月5日
|| PythonユーザのためのJupyter[実践]入門: 8つのみどころと特長をあげてみる - のぼりすぎ https://t.co/aLV6nJDzQH
@akucchan_world氏が言及している通り、11月の第30回みんなのPython勉強会でのトークの枠をもらいました。著者陣で喋るので、その内容を@driller 氏と打ち合わせし、他の著者陣と共有しました。
現在のところ、「Jupyterを使ってみよう - Jupyterの基本と活用事例」というタイトルで話す予定です。
4. Python Boot Camp in 埼玉の会場選定等についてSlack打ち合わせ
Python Boot Camp は一般社団法人 PyCon JPが主催するPython 入門者向けチュートリアルイベント。
sugita 氏と Python Boot Camp in 埼玉の現地担当をしているのですが、候補地が軒並み条件に合わないことが発覚しています。
※「15名が上限」の会場と「会費を集めたら商業利用扱いで一日20万円(一般なら 2000円/時)」の会場は別々の会場です候補地が軒並み条件あわず、Python Boot Camp埼玉会場選抜に苦戦中であります。15名が上限とか、会費を集めたら商業利用扱いで一日20万円(一般なら 2000円/時)とか。 #pyconjp
— nobolis (@nobolis_) 2017年10月5日
【緩募】埼玉の東の方でPython Boot Campの会場を提供してくださる方 https://t.co/sgUfFFCxTT #pyconjp
— nobolis (@nobolis_) 2017年10月5日
Slackでタスク管理についてコメントをもらいつつ、埼玉会場候補情報を整理。
まだまだ探している最中なので、埼玉県内でいい会場をご存じの方、会場提供してもいいよっていう方がいらっしゃいましたらご連絡ください!
5.「StanとRでベイズ統計モデリング (Wonderful R)」をPythonでやる
「StanとRでベイズ統計モデリング」1章をざっと読みました。
手を動かしながらやるために、PyStanインストールしようとしたらエラー、というか、condaで環境をつくるときになにかやらかしたらしくcondaがみつからなくなりました。通信環境に配慮しインストール断念。
6. その他
- 書籍執筆の経費としてPC購入代や書籍購入代、交通費が確定申告できることを教えてもらいました。
- 11月につくば市内某所でプログラミング初心者向けの講義・ハンズオン(2時間)を依頼されているのですが、その話を寺田氏にしたところ、Python Boot Camp のTAとか体験しておいた方がいいのではとの助言をもらいました。自分自身もそう思っていたので、早速、Python入門者向けハンズオン #6のTAにエントリ。Python Boot Camp in 静岡も人数が増えたらTAエントリしたいと思っています。
所感と反省など
- ここだからできるコミュニティ業2というのもあるので後悔はないですが、結局コミュニティ業ばかりやっていて、「StanとRでベイズ統計モデリング (Wonderful R)」が進められませんでした。
- 書籍はある程度読み進めた状態 & 環境構築をした状態で臨むのがよさそう。
- 最後のLTタイムでうけがとれなかったので、次回はおおっと言われるプレゼンをしたいです。
PythonユーザのためのJupyter[実践]入門: 8つのみどころと特長をあげてみる
こんにちは、 nobolis です。
前回に引き続き、PythonユーザのためのJupyter[実践]入門の紹介をします。
今日は私から見た本書の見どころと特長 8つについて紹介します。
nobolisからみた本書の見どころと特長
1. Jupyterの背景および使い方が詳述されている(1、2、8章)
Jupyterってよく聞くけどそれなに?という方向けに、Jupyter Notebook がiPython Notebook と呼ばれていた頃の話から、Jupyter Notebookと呼ばれるようになった経緯までが詳述されています。また、2章ではJupyter Notebookの基本的な使い方が、8章では応用的な使い方が、解説されています。
2. Matplotlib日本語文字化け問題の解決方法が明記されている(1章)
Matplotlibで日本語を表示しようとすると文字化けが起こります。無料で利用できるフォント Source Han Codeのインストールから、その利用法までが詳述されています。
3. 前処理から可視化までの一連の流れが学べる(3、4章)
pandasでデータの前処理をしてからMatplotlibで可視化するまでの一連の流れが学べるように構成されています。実際のデータをpandasで読み込んで前処理し、MatplotlibやBokehで可視化しています。
4. Matplotlibについて詳述されている(4、5章)
Matplotlibについてかなり具体的に書いてあります。Matplotlibで積み上げ棒グラフや複数グループを並べた棒グラフがうまく書けないという方は本書を読めば幸せになれるはずです。
5. %matplotlib inline
と show()関数についての詳しい解説がある(5章)
マジックコマンド %matplotlib inline
と show()関数について詳しく書かれています。「5-10 show()関数とオブジェクト指向スタイル」(P. 248~254)はおまじないのように %matplotlib inline
の一行を書いている方にお勧めの一節です。
なお、 @iktakahiro がこの部分を執筆する過程でみつけた不具合はプルリクが送られ、マージされました。
6. Bokehについて詳述されている(6、7章)
BokehはMatplotlibよりシンプルなコードで描画が可能であり、また、インタラクティブな可視化を得意とするツールです。インタラクティブな可視化に興味がある、シンプルなコードできれいなグラフを書きたいという方には本書のBokehの章をお勧めします。
7. Jupyter Notebookをクラウドで使う方法が解説されている(9章)
Jupyter NotebookをGoogle Cloud PlatformとAzureで使う方法が紹介されています。制限はあるものの、いずれも無料で試せます。インストールせずにJupyterがどんなものか試してみたいという方はここから読んでもいいかもしれません。
8. Jupyter NotebookでRubyとRを使う方法が解説されている(10章)
Jupyter NotebookではPython以外のカーネルを設定して利用することができます。本書ではRubyとRのカーネルを設定し、Jupyter Notebook上でRubyとRを使う方法について詳述されています。
以上が私が思う本書のみどころと特長です。一つでも気になるポイントがありましたら、ぜひお手にとって頂ければと思います。
@iktakahiro 、@patraqushe目線のみどころと特長
他の著者陣も本書について詳しく紹介しています。こちらもあわせてどうぞ。
PythonユーザのためのJupyter[実践]入門を上梓しました
こんにちは、 @nobolis_ です。
このたび PythonユーザのためのJupyter[実践]入門 を共著で執筆させていただきました。
作者: 池内孝啓, 片柳薫子, 岩尾エマはるか, @driller
出版社/メーカー: 技術評論社
発売日: 2017/09/09
本の内容
Jupyter NotebookはPythonユーザを中心に人気の高い、オープンソースのデータ分析環境です。インタラクティブにコードを実行でき、その結果を多彩なグラフや表などによって容易に表現できます。
本書ではAnacondaのインストールからJupyterのローカルとクラウドでの活用に加え、pandas、Matplotlib、Bokehを使ったデータ解析から可視化までの一連の流れについて紹介しています。
この本はこんな人にお勧めです
- Jupyter、pandas、matplotlib、Bokehをなんとなく使っている人
- Jupyter いいってみんな言ってるけどどこがいいの?という人
- これからPythonでデータ解析をやろうと思っている人
- Matplotlibの日本語化に苦戦している人
- MatplotlibやBokehで描画するのにいつもググっている人
Pythonは触ったことがないけど、他言語はある程度できるという方は、先にPythonエンジニア ファーストブックを読むと理解しやすいかもしれません。
また、プログラミングをこれからはじめると言う方はPython初学者向けの本を一冊読んでからはじめるとよいと思います。たとえばスラスラわかるPythonなど。
Special Thanks
著者陣
著者陣のみなさまには執筆にあたり、多大な技術的サポートをいただきました。深く御礼申し上げます。
- 池内孝啓氏(@iktakahiro)
執筆のチャンスをくださりありがとうございました!技術的な学びも多く、とても有意義な執筆活動となりました。 - 岩尾エマはるか氏 (@yuryu )
いつも快く会場提供していただきありがとうございました。 - @driller 氏(@patraqushe )
本書の執筆に興味を示し、執筆にご参加くださりありがとうございました。自分の分担が重すぎる、と思っていたところだったので、とても助かりました。
レビュワー陣
以下のレビュワー陣のみなさまにはお忙しい中、また短い時間で、貴重なレビューコメントをいただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
@_skwbc 氏
@sinhrks 氏
@soogie 氏
本のみどころ、特長については次の記事で紹介します。
PyLadies Tokyoに参加した一年を振り返る
この記事はGeek Women Advent Calendar 19日目の記事です。
はじめに
こんにちは、nobolisです。今年の4月からPyLadies Tokyoのスタッフになりました。このブログではこの一年間に私が関わったPyLadies Tokyoのイベント、自分の発表について振り返ります。PyLadies Tokyoの年間活動総括は「PyLadiesTokyo 1年の活動振り返り」というタイトルでPyLadies Tokyo代表の@a_macabee が書いていますので、そちらも併せてどうぞ。
今年のPyLadies Tokyo 3大イベント
まずは独断と偏見で今年のPyLadies Tokyo 3大イベントを振り返ります。
PyLadies Tokyo Workshop - Girls Tech Fes
Google アニタボルグ記念奨学生の方のお誘いで開催が決まったイベントです。私がPyLadies Tokyoに初参加した頃に準備がスタートしており、興味があったので参加させて頂きました(まだこの頃はスタッフではなかった)。
ワークショップに使うプログラムを作成するようなスキルはなかったので、大学との連絡、全日のPCセットアップ、当日のチューターを担当しました。
簡単なチャットプログラムを作ってみるワークショップだったのですが、小学生くらいの小さいお子さんから大人まで、幅広い年齢層の方にご参加頂きました。参加者のみなさんにも楽しんで頂けたようです。
この企画以降、ワークショップはおこなっていませんが、また機会があれば開催できるとよいのではないかと思っています。
PyLadies TokyoのGithubにはこのイベントで使ったコードがあります。プルリクお待ちしてます!
PyConJP 2015 口頭発表
ワークショップ後、PyLadies Tokyoのスタッフになり、「PyConJP2015にこのワークショップの開催報告のプロポーザルを出せるんじゃないでしょうか?」と提案して、特に発表したい人がいなかったので、発表させて頂きました。
この発表をするためにワークショップで使ったコードの内容を勉強しなおし、どのような意図でワークショッププログラムを作ったのかを@a_macabee や @maaya8585 にヒアリングし、当時はよくわからないしなーと聞き流していたことを改めて学び直しました。 ワークショップの裏側については PyLadies Tokyo mieetup #4 で @a_macabee や @maaya8585 が話してくれていましたので、ここではワークショップをどのように進行したか、ワークショップの工夫、参加者の反応はどうだったのかを発表しました。
総合討論はワークショップで使ったチャットを体験してもらうためにワークショップで使ったチャットプログラムを使ってやりました。一番広いホールをシーンとさせてみんな無言でチャットはなかなかインパクトがあったようです。この発表でPyLadies やPyLadies Tokyoのことを知ったという方もいたようで広く活動を知ってもらうためにもPyLadies TokyoとしてPyConJP2015で何らかの発表の機会を持つことは活動を広く知ってもらうために重要と思いました。
PyLadies Tokyo 秋合宿2015
Python mini hack-a-thon 雪山合宿 2015が楽しかった、でも男女混合だとお互いに気を遣うこともあるよね、それならば女子合宿を開催してしまおうではないか、というわけで、提案して採択された企画です。
温泉あり、酒あり、イカあり、PyLadies Kyoto #1のリモートレクチャーありと、盛りだくさんの楽しい合宿でした。
初回 & 少人数だったのでいろいろとトライアルな感じでしたが、少しずつバージョンアップして合宿は続けられたらいいなと思っています。
ちなみに現在開発合宿に適したお宿を探しています(インターネット環境が万全、全員が机と椅子に座って開発できる環境あり)。ご存じの方がいらっしゃったらぜひ教えてください。
そのほかの発表
今年は積極的に発表の機会を持つことを目標にしていたので、年初からプレゼンの機会があれば発表することにしていました。PyLadies TokyoでのPyConJP2015以外の発表は3本やりました。
IT系じゃないのにIT女子新年会に参加させて頂き、しかもライトニングトークのトップバッターでした。もくもくとコーディングするイベントに参加するの楽しいよ!っていうお話です。その後も参加させて頂いています。楽しいよ!(大事なことなのでry)
IT系のプレゼンについてはほんとうに初心者なので、コードをどうやって見せたらいいのか、参加者がどこまでわかっていてどこまでわかっていないのかのあたりがつけれれていなくて、きっと参加者の半分は全部知っていること、わからない人は全くわからない話だったのではないかと思います。PyDataを始めるときによく聞く話が詰まっていると思います。
こちらは2回目のPyDataな発表です。こちらは解析をするにあたって覚えておくと役に立つことを中心にご紹介しました。
さいごに
一年前には予想できないほどたくさんのPythonに関するプレゼンテーションをたくさんした一年でした。発表はフィードバックと情報をもらうよい機会であり、人に教えることは最良の学習法なので、来年は「マサカリウェルカム」の姿勢で積極的に発表に臨み、さらなるスキルアップを目指したいと思います。