PyLadies Tokyo イベント運営 & 参加記録: PyLadies Tokyo Meetup #27 すうがくはじめの一歩
先月というか、昨年の話になりますが、PyLadies Tokyo スタッフとして PyLadies Tokyo Meetup #27 すうがくはじめの一歩 の運営に関わり、またTAをしました。
当日の内容
今回は「すうがくはじめの一歩」ということで、 みっちゃん(@chanmitsu55)がJupyter Notebookの使い方と各種数値計算系のライブラリの紹介を、せりーな(@se_lina08)が「数学とはなにか?」という話から数学ライブラリの使い方を、ハンズオンで講義してくれました。
みっちゃんの講義
input関数とか普段使っていないので新鮮でした。Jupyter Notebookのテーマの変更とかもやったことがなかった。最後にGithubで公開するといいよっていう話と公開の仕方の話もよい提案だと思いました。
せりーなさんの講義
盛り上がりどころはSympyでした。因数分解とか、式のレンダリングとか、描画とか。 Sympyの描画機能は知りませんでした。うしろでMatplotlibが動いてそうと思ったけど、調べたらやはりそうでした*1。
数式を可視化できる機能は数学学習ツールとしての可能性を感じました。
そして、以下の図を見てバンザイ式と呼ぶ参加者。自分にはない感性!
資料以外に習ったこと
Jupyter Notebookのセルの幅をブラウザに合わせて調節する方法
しんせいたろう(@shinseitaro)さんがセルの横幅を画面いっぱいにする方法を教えてくれました。
from IPython.core.display import display, HTML display(HTML("<style>.container { width:100% !important; }</style>"))
Jupyter Notebook で main() を書く理由
みっちゃんのNotebookに
if __name__ == '__main__': main()
とあって、「Jupyter Notebookでも書くの?」と思ったのですが、Slackでディスカッションして、「のちのちpyファイルに変換して書く予定があるならば、書き忘れないように先に書いておくこともある」とのご意見があり、納得しました。
紹介された本・話題になった本
せりーなさんは以下の本を参考にしたとのことでした。
- 作者: Amit Saha,黒川利明
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2016/05/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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また、ちょうどSoftware Design が数学特集で、PyLadies Tokyo 前代表 真嘉比( @a_macbee)さんが記事を書いていますが、今回のイベントはこれとは全く関わりなく企画・開催されました。すごい偶然。
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/11/17
- メディア: 雑誌
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参加しての感想
自分自身は今回のライブラリは一通り触ったことがあったので、参加者サポートでみかけた問題はぜんぶ解決できました。
そして、私自身は数学が得意な方ではないですが、文系のみなさんのチャットを眺めながら、自分は腐っても理系だなと再確認すると同時に、数学の「基礎」知識には幅があるということを学びました。社会人に「数学」を教えるってたいへんなことですね。
講師を担当してくれたみっちゃん、せりーな さん、どうもありがとうございました。
関連ブログ
せりーなさんの当日の感想ブログです se-lina.hatenablog.com
@maya_t9さんがいちはやくブログにしてくれました。ありがとうございました。 mtomitomi.hatenablog.com