みんなのPython勉強会 #30 で話しました
こんにちは、のぼりすです。
みんなのPython勉強会 #30 でお話する機会を得まして、 @driller さんと二人でPythonユーザのためのJupyter[実践]入門の執筆経緯等について話してきました。
発表を頼まれるに至った経緯
スタパイ30回記念に最近リリースした書籍の著者陣に講演してもらいたいということで、依頼をいただきました。今回のテーマは「初心に返る」で、「初心を思い出して講演してください」とのことだったので、初心者に近いJupyter本の著者二人で発表させていただきました。発表枠は20分でした。
発表の内容
我々の本はいわゆる初心者向けの本ではないので、本の中身の紹介するのもちょっと違うよね、ということで、今回のスタパイのテーマをキーワードにプレゼンを構成しました。
途中のJupyterデモが見えにくかったようで、失礼しました。おわびにここにスクショを貼っておきます。
本の中身の話を期待していた方は残念に感じたかもしれませんが、テーマに沿った発表にはなっていたと思います。
アンケート結果
途中途中におこなったアンケートの反応によると、
- 参加者の1/3くらいは本持っている
- 参加者の9割はJupyterを知っている
- 参加者の1/2は自分のことを初心者と思っている
という感じでした。PythonユーザのためのJupyter[実践]入門 ご購入ありがとうございました。そして、スタパイにくる層にはJupyterはすでにかなり浸透しているんだなという印象を受けました。
トラブル的なこと
突然のJupyterデモの分担に @driller 氏は驚いたようでした。驚かせてすみません。キー操作とマイクもつの、いっぺんにやるの無理だったんです。
他の発表者の話を聞いて
さすがにPythonコミュニティでの活動歴が長いだけであって、プレゼンをされたたかのりさん、関根さん、池内さんの話は示唆に富むものでした。いいと思った話を以下にメモしておきます。
コミュニティに参加するときたかのりさんのなにかを得に行くのではなく、少しでも返す気持ちでいくとよい
by たかのり さん
自分自身のプレゼンで、コミュニティに参加するとよい、という話をしましたが、とはいえ、参加してすごく楽しくてはまってしまうタイプの人とそうでない人がいるということを感じていました。その違いってなんだろうと思っていたのですが、たかのりさんの「少しでもコミュニティに返す」気持ちがその違いを作っているのかなと思いました。
自分自身のことを振り返ってみると、PyHack に参加して、みなさんに技術的に色々と教えてもらってたことをすごく感謝していて、コミュニティに恩返ししたいという気持ちはたしかに強くあったなと思いました。それをどういう形で返すかは人それぞれだと思うのですが、自分は結果としてコミュニティの運営であったり、発表や執筆を依頼された時に喜んで引き受ける、といかたちで今年は表現した感じがします。
いろいろな言語を学ぶのが好きで、いろいろやっているが、そうやっていろいろとやったときに点と点がつながる
by 関根さん
発表中に @driller さんが「広く技術を学ぶことがPythonのスキルアップにつながる」という話をしていましたが、その話にも通じる内容だと思います。しっかりアンテナを張っていこうと思いました。
言語構造が好きな人と使うのが好きな人がいる
by 池内さん
なるほど、と思いました。言語自体を知るためにコードを読み込んでいくタイプの人と、言語を使って何かを作りたい人がいるなと。
まとめ
みんなのPython勉強会 #30 は2回目くらいだったように思うのですが、自分がふだんいくもくもく会系イベントとはまた雰囲気が異なりますね。反応もあまりなく、あの発表でよかったのかわるかったのか、よくわかりませんが、少しでも参考になるところがあれば幸いです。