PyLadies Tokyo 3周年記念パーティに参加して思ったこと

 前回のブログではイベントの概要を書いたので、こちらに個人的な感想をかきます。

nobolis.hatenablog.com pyladies-tokyo.connpass.com

PyLadies Tokyoとわたし

 私自身がはじめてPyLadies Tokyoのイベントに参加*1したのが2015年1月23日のPyLadies Tokyo Meetup #3、その後、3月に開催されたGirls Tech Fesのイベントスタッフとして参加、誘われて正式なスタッフとしてになったのが2015年4月なので、PyLadies Tokyoのスタッフになっておよそ2年半経ちました。  

コミュニティとしての成長を実感した3周年記念パーティ

 2年半の間、スタッフ数は増減を繰り返し、1~2名のスタッフでイベントを回すことも少なくなかったのですが、今回のイベントでは総勢8名のスタッフでイベントを運営することができ、スタッフが増えたことをしみじみと実感するイベントとなりました。

 事前の準備から、当日の受付、準備や片付けを分担できるスタッフがいるってすごく楽ですね。スタッフ業をしてて落ち着いて話を聞けないときもあるのですが、今回はわりとゆっくり楽しめました。

 スタッフが増えたこと以外にPyLadies Tokyoがコミュニティとして成長したんだなと思う理由として、スポンサーさんの存在があります。

 まえまえから会場提供のお願いを快く引き受けてくださる会社さんはたくさんあったのですが、今回はそれに加えて飲み物・食べ物等をRettyさんとGoogle Cloud Platformさんからご提供頂きました。

 スポンサーを買って出てくれた @shinyorkeさんも@yuryuさんもPyLadies Tokyo設立初期からイベントに参加し、活動を応援してくださっているのですが、そういう方々が3周年をお祝いしたい、引き続き応援したいと思えるコミュニティであり続けられていることがとてもうれしく思いました。

 また、PyLadies Tokyo ではイベント後に毎回アンケートをとるのですが、そこにも「4周年を楽しみにしています!」というメッセージをたくさんいただき、多くの方が応援してくださっていることを実感できました。

ジェンダーギャップと向き合う

 自分自身は女性向けイベントの必要性を感じない人間*2なので最初は女性だけの活動には全く興味がなかったのですが、こういう場所が必要な人がたくさんいるということを実感してから積極的にPyLadies Tokyoに関わるようになりました。

 それでも、あまりジェンダーについて主張するようなことはしないできたのですが、今回、 @scitamhtam さんが「Fears of Young Female Computer Scientist」と題して女性がコンピュータサイエンスを選択することの難しさや、@yuryuさんが「GHC17に行ってきた」と題してThe Grace Hopper Celebration 2017*3に参加した報告などをしてくださって、いまだに根深くあるIT業界におけるジェンダーギャップをみんなで共有できたのはすばらしいことだと思いました。

個人的な成果

Lightning Talk

 少しでも興味を持ってくださる方がいればと思い、「技術書執筆に誘われるために役に立つかもしれない3つのTips」というタイトルでLTをさせていただきました。

slideship.com

 著者名順は執筆に参加した順とかのトリビアも混ぜつつ、執筆者として誘いたいと思わせたポイントについてまとめています。そこそこ会場の反応をもらえたので、自分的には満足です。

なお、スライドでは触れていませんが、その書籍を書くのに足りる技術力があるということは大前提です。

Python Boot Camp in 埼玉の Teaching Assistantを確保

 このときちょうどPython Boot Camp in 埼玉の現地スタッフとして準備を進めており、connpass公開目前というところだったのですが、この日飛び込み参加してくださった@atsuoishimotoさん*4から、「会場みつかった?」と話題を振られまして*5、その流れでTAをやってくださるとの約束を取り付けました。やったー!!

 ということで、すでに公開されたPython Boot Camp in 埼玉のTAとしてエントリしてくださってます。2017年10月21日時点で参加者が3名に対し、TA 5枠が全て埋まるという状態で、うれしい悲鳴をあげています。

 @atsuoishimotoさん以外も著名な方がエントリされていて、ほんとうに豪華TA陣です。お値段もお手軽なPythonチュートリアルイベントですので、みなさまぜひご参加ください。懇親会もお勧めです*6

pyconjp.connpass.com pyconjp.connpass.com

まとめ

 最後はPython Boot Camp in 埼玉の宣伝となってしまいましたが、3周年記念パーティはPyLadies Tokyoがスタッフ、参加・応援してくれる皆様に愛され支えられているということをしみじみと実感できた幸せなイベントでした。参加していただいた皆様とスタッフ陣に厚く御礼申し上げます。

 また、こうしてPyLadies Tokyoが続いてきたのは、@a_macbeeという技術的な支柱があるからだと思っています*7。代表を離れ、今回は病欠でしたが、今後も@a_macbee氏が「自分が作り、育てたコミュニティ」として自慢できるようなコミュニティであり続けられるとよいなと思います。

*1:スピーカーとして誘われて登壇しました

*2:私自身はふつうの男性が多いイベントにいくのに抵抗がないです

*3:ブログを書くために調べて、このGrace Hopperさんのすごさを知るなど

*4:日本のPythonistaなら知らぬ人はいないであろう有名人です

*5:私がTwitterで会場探し難航している旨つぶやいていたためです

*6:懇親会だけの参加もできます

*7:ちなみに運営の要は新代表の@maaya8585です。コミュニティ運営力が桁違いです。